この世に生を受けてから長年経過して大人になると、生きていくにあたり様々なものが必要となってきますが、生まれたばかりの赤ちゃんにとってはそれほど多くのアイテムが必要ではありません。しかし、赤ちゃんにとっては、大人にとって特に意識をするほどではないものが、非常に大切な存在となるようです。

例えば、日常的に使用している毛布は日本人の大人にとっては温まる手段でしかありませんが、乳幼児期の子どもたちにとっては本来の使用目的だけではなく、かくれんぼをする場所になったり、くるまったりするなどの遊ぶ道具になったりとします。毛布だけではなくて食べ物を入れる際に使う器も同様で、頭にかぶって遊んだりおもちゃとして活用したり、大切な食べ物を入れたりなど、あらゆる方法で活用することが可能です。

少しのアイテムだけでも子どもたちの工夫次第で様々な遊び道具になったりします。このように様々な活用をできるのが小さな子どもなのかもしれませんが、海外の国の中にはこれらのアイテム自体を入手できないところもたくさんあります。日本ユニセフ協会による「乳幼児期の子どもの発達(ECD)」キャンペーンサイトでは、子供の脳の発達のためにはどんなことが必要かが詳しく書かれています。

特に小さな子どものうちの教育や経験というのは一生を左右しやすくなりますので、可能な限り充実した教育方法を講じることが理想的です。特に乳幼児期に適切な環境で育った子供は潜在的な力を最大限に発揮するそうです。人は、生まれてから3年間で脳の8割が形成されると言われていることもあるので、日本ユニセフ協会曰く「はじめが肝心」との事です。そのためには安全面やしっかりと子どもを保護することができる体制が不可欠で、また保険や医療体制の充実、必要に応じたケアができる体制づくりも必須だといえるでしょう。また当然のことながら幼児教育に注力しなくてはならず、これらの実現によって「乳幼児期の子どもの発達(ECD)」に繋がるのです。

世界的な現状をみると、満足できるレベルの乳幼児期の子どもに対する教育や取り組みが行われている例は非常に少ないのが特徴で、それぞれの国や地域が何かしらの政策を講じることができる状態ではなさそうです。かなりの資金が必要にもなりますし、またそれだけではなく支援ノウハウも重要視されることになるので、ユニセフのような経験値の高い団体の力が活用されているようです。

昨年には、ユニセフが制作協力したECDに関するドキュメンタリー映画の『いのちのはじまり』が公開されており日本ユニセフ協会で上映会も開かれたそうです。子育ての奥深さや重要性を実感させてくれる映画で、これを見ることにより「乳幼児期の子どもの発達(ECD)」の大切さにも気づくのではないでしょうか。