似ている名前だけど、全く同じ組織ではないの?
「ユニセフ(国際連合児童基金)」と「日本ユニセフ協会」って違う組織なのでしょうか?名前が似ていることもあり、全く関係が無いわけではなさそうですよね。それどれの団体について調べてみたいと思います。
ユニセフ(国際連合児童基金)について
設立:1946年12月11日
所在地:ニューヨーク(本部)
代表:アンソニー・レイク
主な活動分野:保健、HIV、水と衛生、栄養、教育、子供の保護、
社会へのインクルージョン、緊急支援・人道支援、
ジェンダーの平等
主な活動内容:すべての子どもの命と権利を守るため、
最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、
190の国と地域で活動している。
日本ユニセフ協会について
設立: 1955年2月1日(2011年4月に公益財団法人に移行)
所在地:東京都港区
代表:赤松良子(代表理事会長)
主な活動:募金活動、広報活動、アドボカシー活動
団体毎に見てみると別の組織のようです。しかし、ユニセフのサイトの中に日本ユニセフ協会の事が記載されていたり、その逆も見受けられるので、それぞれに関係している団体のようです。
各国のユニセフ協会(国内委員会)について
ユニセフの活動は全て個人や民間からの募金と政府の拠出金から成り立っているそうですが、そういった民間からの募金を集めるために、各国にユニセフ協会が設置されたそうです。その中で日本でも、1955年に設置されたという事になります。現在ユニセフ協会は先進国を中心に34の国と地域に設置されているそうです。
<各国のユニセフ協会一覧>
アイスランド、アイルランド、アメリカ合衆国、アンドラ、イスラエル、イタリア、英国、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、リトアニア、ルクセンブルグ
ヨーロッパが中心となっており、アジアでは、日本をはじめ、韓国と香港にもあるようです。ユニセフ本部のサイト内には、各国のユニセフ協会が「ユニセフの世界組織の一部分」と明記されているそうですので、全く異なる団体というよりは、ユニセフの一員として活動を行っていく中で連携をし合う団体という方が合っているかもしれません。
実際に、ユニセフの本部と各国のユニセフ協会は協力協定を結んでいるようで、ユニセフにとっても各国のユニセフ協会はパートナー以上の存在と位置付けられているようです。簡単には、世界の子どもたちの支援をするのがユニセフ、そのユニセフの活動を支えるのが日本ユニセフ協会のような役割分担といえるのではないでしょうか。
ユニセフ協会の役割
各国のユニセフ協会での役割は、ユニセフの活動を広報し、募金を呼びかけて、各国の政府に対して政策提言を行うことだそうです。ユニセフが世界中で行っている支援などを各国内で広報し、ユニセフのために募金を呼びかけることが募金金額も大きくなり、ユニセフがより幅広い活動を行う事に繋がっているという事になるのではないでしょうか。
そして、各国に合わせた活動をそれぞれ各国のユニセフ協会が行う事で独自の活動も出来るのかもしれません。日本の場合では、日本ユニセフ協会内には、更に地域組織というものがあり、日本の各地域での活動も行っているようです。各国にユニセフ協会があることによって、かなり細かいところまで広報や募金活動が行われているようです。国によっても活動の仕方が異なるかもしれません。
結論
「ユニセフ(国際連合児童基金)」と「日本ユニセフ協会」は、団体としては別な団体だという事が分かりました。しかし、全く関係のない団体かというとそうではなく、日本ユニセフ協会は各国にあるユニセフ協会のうちの一つで協力関係があり活動をしているということでした。
ユニセフやユニセフ協会に関しての記事を書く際には、ここがよく分かっていない所でしたので、もしかしたら間違って書いていたところもあったかもしれません。(正直、ちゃんと理解出来たかと言われたら、完璧ではなくまだまだちゃんと分からないというのが本音ですが・・・)
ただ、私達からすると、ユニセフもユニセフ協会も何が一緒で何が違うかなんかは、よくわかりませんよね。例えば、似ている会社名やロゴでも、そもそも全く関係が無い別会社だという事もよくある事だと思います。
しかし、今回分かったのは、「ユニセフ(国際連合児童基金)」も「日本ユニセフ協会」も世界中の子どもたちを救うための活動を協力しながら行っているということでした。
日本ユニセフ協会のさまざまな支援方法
日本ユニセフ協会はさまざまな形で積極的に支援活動を行っています。支援を必要としている世界各国の人たちに対しての活動をしていますが、その支援に自ら参加することももちろん可能です。
日本ユニセフ協会に関わらず、まず挙げられる支援への参加方法には、募金を活用したものがあります。数ある支援方法の中でも気軽に行える事が出来、募金により世界中の子どもたちが必要としている支援が行われています。お金を募金箱に入れる通常の募金だけではなく、各種クレジットカードを利用した方法やポイントシステムを活用したもの、またスマートフォン等を通じた支援や企業の寄付つき商品を購入することで間接的に支援することも可能です。
日本ユニセフ協会が行う募金への参加
コンビニ等の店舗にも募金箱が設置されていたり、街中でも募金活動を実施していることも多いため日常的にも募金が可能ですが、日本ユニセフ協会では、他にも結婚をした際のお祝いに対するお返しを募金するシステムや海外で使われているコインによる募金、香典による募金など多種多様です。
コンビニエンスストア、レストランなどで、レジの脇に置かれたユニセフの募金箱
[画像元:unicef.or.jp/cooperate/coop_box.html]
国内の主要国際空港(成田、羽田、関西、名古屋(中部)、福岡、千歳、仙台、広島)に置かれた、外国コイン募金用の募金箱
[画像元:unicef.or.jp/cooperate/coop_o_credit.html]
日本ユニセフ協会の活動に参与する容易さ
これらの他にもさまざまな支援方法があるので、普段日本ユニセフ協会に直接的な関わりがない人でも、世界中の子どもたちを救うための支援が可能となっています。
そして、日本各地で日本ユニセフ協会などが実施しているイベントが多数行われており、その際に募金を通して活動支援ができるだけではなく、今世界中で起こっている多くの出来事や現状について学ぶことも出来ます。単に募金をするだけではなくて、海外で起こっている現状を知ることにも意義があるでしょう。
各地のイベントへの参加
各地のユニセフ協会などで、土日や平日問わず開催されているようですので多くの人たちがこういったイベントに参加することができます。普段知ることができない部分についても知ることでより募金の意味が理解できたり、支援したい気持ちも大きくなるのかもしれません。
どのような募金の方法があるのかやイベントを開催しているのかなどは、日本ユニセフ協会の公式サイトや各地域のユニセフ協会のサイト等で確認する事が出来ます。
日本ユニセフ協会へ、ユニセフ募金で寄付をしました。ずっと幼稚園の先生をしてきたから、子供が好きなんです。だから、どこかで苦しんでいる子供たちに、自分なりに何か出来ないかなって思って。入金後1週間後ぐらいで、ちゃんとユニセフからお礼状も届いて、やっぱりやってみて良かったと思いましたv( ̄∇ ̄)ニヤッ
日本ユニセフの協会大使って、アグネスチャン、長谷部誠とか、日野原重明さんとか有名な人が多いですよね。ユニセフでは黒柳徹子さんが有名だし、ジャッキーチェンとか、オーランド・ブルーム、ベッカムとか。みんな無報酬らしいですね。
良いことだけど、こういう活動出来るのもお金持ってるからこそだよね。少しくれないかな。